広島・瀬戸内海を巡る神々の島と歴史の島々【旅する神様17】

1,ひろしまへの旅

今回は、主人が厳島神社の奉納能を見たいということで、宮島、厳島、弥山、江田島と2泊3日旅でした。
私は研修の関係で、初日の夜の10時過ぎに広島駅に到着。
ホテルは、広島駅直結のグランビアのサウスコート。
このホテルは、新幹線、在来線、広電、バスと直結しており、本当に便利です。

ホテルのフロントにあったオブジェ

2. 海に浮かぶ幻想の社:厳島神社

旅の始まりは、誰もが憧れる世界遺産・厳島神社。 潮が満ちるにつれて、社殿がゆっくりと海に浮かび上がる光景は、まさに言葉を失うほどの美しさです。朱色の社殿と青い海のコントラストは、まるで龍宮城のよう。

特に早朝の厳島神社は、まだ観光客もまばらで、静寂の中で神聖な空気が漂っています。喧騒を離れたその空間は、身も心も洗われるような別世界です。

大鳥居は現在修復を終え、その堂々とした姿を海上に示しています。潮が引いた干潮時には、鳥居の真下まで歩いてくぐることができる感動的な体験も。干潮と満潮、時間によって全く異なる表情を見せてくれるのが、厳島神社の大きな魅力です。

厳島神社表参道を散策。お土産屋や食事処が軒を連ねる通りは、朝から多くの人で賑わっています。名物のもみじ饅頭焼き牡蠣の香りに誘われ、旅の活気を感じました。

名物もみじ饅頭

昼は、カキフライはなくなったといわれ、三食丼、穴子丼、穴子の天ぷら、生カキ以外はなくなったといわれ、カキ丼の代わりに、浅利丼。

リベンジで、夜はカキフライ定食。

宮島は、おしゃもじ発症の地。

2. ミシュラン三ツ星の絶景:弥山(みせん)

厳島神社の奉納能は夜だったので、まず島全体が神の島として崇められてきた弥山にむかいました。

ロープウェイに乗れば、瀬戸内海の島々を眼下に眺めながら、快適な空中散歩が楽しめます。

山頂展望台からの眺めは、ミシュラン・グリーンガイドで三ツ星を獲得した折り紙付きの絶景!

360度の大パノラマには、大小さまざまな島々が幾重にも連なり、自然が織りなすアートが広がっています。初代内閣総理大臣・伊藤博文も「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」と感嘆したと言われる景色を前に、時間を忘れて見入ってしまいました。

山頂には、弘法大師が開いたと伝わる弥山霊火堂や、珍しい鬼の神様を祀る三鬼堂など、パワースポットも点在。原始林の深い緑の中を歩く時間は、生命力に満ちたエネルギーを感じさせてくれます。

しかしインバウンド外国人で、ロープーウエイまでの階段がいっぱい。
往復で3時間以上かかったので、山頂へいくのは、あきらめました。

3. 海上能舞台で出会う幽玄の世界:友枝昭世「厳島観月能」

世界遺産・厳島神社を訪れた今回の旅で、最も印象的だったのが、社殿に隣接する能舞台で観る能楽の奉納でした。

人間国宝である能楽師、友枝昭世氏による「観月能」は、秋の月明かりの下で演じられる、この上なく幽玄で神聖な時間でした。演目は能『花月

静まり返った海の上に浮かぶ舞台で、舞われる一挙手一投足に、時空を超えた日本の美意識を感じます。波の音と、雅な謡(うたい)だけが響く空間は、まるで千年以上前にタイムスリップしたような感覚に包まれ、まさに神々への奉納に立ち会っている感動を覚えました。

夜の帳が下りた厳島神社は、昼間の賑やかさとは打って変わり、幻想的な朱色の社殿が水面に映り込み、息をのむ美しさでした。

3. 歴史と静けさに包まれる島:江田島

宮島から江田島へ渡り、旧海軍の歴史が刻まれた地を巡ります。江田島は、広島湾に浮かぶ穏やかな島でありながら、かつての海上自衛隊幹部候補生学校(旧海軍兵学校)が置かれた歴史の島です。

海上自衛隊幹部候補生学校(旧海軍兵学校)は旧海軍の歴史を今に伝える赤レンガの建物や大講堂など、歴史の重みを感じさせる場所を見学することができます。今回私たちも見学コースに申し込みました。
広大な敷地を歩いていると、過去の出来事に思いを馳せざるを得ません。

下の写真は、秋山好古、秋山真之、正岡子規らを中心に明治に日本が近代国家になっていく姿を描いた、司馬遼太郎の【坂の上の雲】でもロケの舞台となった、兵学校校舎。

様々な儀式に使われた、大講堂。

売店では、帽子、Tシャツやさまざまの海軍グッズが売られています。

島内の静かな風景を堪能した後、次なる目的地は「鉄の街」。ここから歴史を味わう「食」のハイライトです。

4. 潜水艦で愛される味を再現!「そうりゅう鉄板カレー」

呉の港近くにある呉ハイカラ食堂へ。ここは、海上自衛隊の艦艇で実際に食べられているカレーの味を忠実に再現した「呉海自カレー」を提供している公式認定店です。

注文したのは、潜水艦「そうりゅう」の名を冠した「そうりゅう鉄板カレー」。海上自衛隊でも使われるという仕切り付きの鉄板プレートに盛られて出てくるのが、なんとも心躍ります。

カレーは、完熟果実のようなフルーティーなコクスパイシーさを併せ持つビーフカレー。艦長から「うちのカレーだ!」と味の証明を受けた特別な一品です。プレートには、カレーのほかに、海軍食として広まったとされる肉じゃがや、タンパク源とされた鯨カツなどが添えられ、歴史とご当地グルメを同時に堪能できました。

潜水艦の艦内をイメージしたというレトロな雰囲気の店内でいただく、この特別なカレーは、呉の旅の忘れられない味となりました、


能楽という日本の伝統芸術の「静」の極みと、海軍の歴史とロマンが詰まった「動」のグルメ体験
このコントラストが、瀬戸内海の旅を一層深みのあるものにしてくれました。

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