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8月はお盆せいか、これまでの歩みを振り返りたくなり、古いiPhoneの写真をみてみました。
はじめてIphoneに乗り換えた日時を見ると、2916年のイギリスのセミナーに参加したのがきっかけでした。
2,016年はひとつの明確な転換点に辿り着きます。
私の活動がぐっと活発になり、世界が大きく広がり始めたのは、2016年のことでした。
私は鍼灸の資格を持っていますが、、その中でも特に深く愛用してきたのが「カラーパンクチャー」や「ビーマーライトペン」といった“光の針”を用いたトリートメントです
その年の5月、私はイギリスへ渡りました。
渡航のきっかけは、ビ―マーライトペンをきわめていという強い探求心からでした。
そしてカラーの勉強のため、セミナーに参加すべく、海を渡ることを決意したのです。

1,旅の始まり:成田から静寂の村・テットフォードへ

6月20日、日本から参加する仲間たちと共に成田空港を出発しました。
ロンドンのヒースロー空港に到着後、車に揺られること約3時間。
向かった先は、のどかな田園風景が広がるイギリスの小さな村、テットフォード(Tetford)でした。
滞在先のコテージは息をのむほど美しく、それぞれの部屋に「カラー」にちなんだ名前がつけられていました。
世界中から集まった受講生たちと出会い、ここから特別な学びの日々が始まりました。
イギリスを訪れるのは、新婚旅行でロンドンに住むいとこを訪ねて以来、実に2回目のこと。
久しぶりの海外渡航に、どこか背筋が伸びるような思いで飛行機に乗ったのを覚えています。
2,宇宙のリズムをいただく――バイオダイナミック農法の恵み
滞在中の大きな楽しみの一つが、日々の食事でした。
夜は本館で温かいオーガニック料理をいただき、朝は別館で仲間たちと自炊をしながら語り合う――そんなシンプルで豊かな時間を過ごしました。
特に印象深かったのが、食材の生命力あふれる美味しさです。

ここ点では、人智学の創始者ルドルフ・シュタイナーが提唱した「バイオダイナミック農法(生体力学農法)」が実践されています。
天体の運行や月の満ち欠けに合わせたリズムで土を耕し、独自の天然調合剤を使って大地のエネルギーを最大限に引き出す農法です。
その大地で育まれた新鮮な野菜や焼きたてのパンは、噛みしめるほどにエネルギーが満ちていて、身体の芯から浄化されていくような感覚を覚えました。
3,滞在先での心温まるエピソード
学びの合間の日常にも、忘れられない思い出がたくさんあります。
ショップでのお買い物騒動
現地のショップで買い物をしたときのこと。
日本では観光地でお土産をたくさん買っても、店員さんがテキパキと暗算で計算してくれるのが当たり前でしたが、現地の店員さんは計算にとても時間がかかる様子。
日本人が数人レジに並ぶだけで、ちょっとしたパニックになってしまう場面がありました。
後から聞けば、現地では日本のような九九の詰め込み教育がない文化だからとのこと。
文化の違いを実感した出来事でした(のちに日本人向けにスムーズな注文票が用意されるようになったのも微笑ましい思い出です)。
村のパブ
また、ある日の夜には受講生たちと村のローカルパブへ出かけました。

イギリスでは、パブは有名ですが、村のパブは昔ながらのクラシックな感じ。
まるでドラマの一コマを見ている気がしました。
4,ロンドンに息づく「神秘主義」の歴史
神秘主義にみちた(THE ASTROLOGY)のみせ
セミナーの帰りに立ち寄ったロンドンの街並みは、知的好奇心をさらに強く揺さぶるものに満ちていました。

ふらりと入った路地には、西洋占星術のお店、(THE ASTROLOGY)がありました。
手相や足相(リフレクソロジー)のグッズ、西洋占星術のモチーフ、どこか妖しげなサソリの雑貨などが所狭しと並び、心理学者フロイトの写真が飾られていた光景が今でも鮮明に浮かびます。
古くから見えない世界や人間の深層心理を探求してきた、ヨーロッパの歴史の厚みを肌で感じた瞬間でした。
イギリスは、植民地に香港があったせいもあり、東洋医学の伝統があり鍼灸(acupuncture)もさかんです。
下は、五行、経絡図のパネル,。

西洋の手相では、西洋占星術に基づいてみています。

内臓の反射区が載っている像


フロイトの家を訪れて

精神分析の創始者ジークムント・フロイトが晩年を過ごしたロンドンの旧居(現:フロイト博物館)。
赤レンガに水色の扉、そして窓辺を彩るバラのアーチが美しく、建物の壁には歴史的著名人の住居を示す「ブルー・プラーク」が掲げられています。
無意識や魂の世界を探求したフロイトの足跡に触れ、深いインスピレーションを受け取った瞬間でした。



館内の階段横に掲げられたフロイトと娘アンナ・フロイトの案内バナー。公的資金に頼らず、精神分析の歴史とこの家を大切に守り伝えている温かな空気感が伝わってきます。
一方で、旅ならではの現実的な洗礼も。
当時は今ほどの円安ではありませんでしたが、それでも外食の価格には驚かされました。
ミュージカルと劇場での食事
「食事は中華やインド料理が無難」という事前情報を頭に入れつつも、気軽なスナックや軽食ですら想像以上のお値段。レストランに入れば一食5,000円ほどがあっという間に飛んでいきました。
写真は、イギリスで有名なフィッシュアンドチップスではなく、フライドポテト

夜にはセミナー仲間と本場のミュージカルを観劇し、充実した刺激的な時間を過ごしました。


劇場のバーで、軽食をとりました。

デザート

ベーグルとコーヒー

ザ・マンデヴィル・ホテル(The Mandeville Hotel)に宿泊

ロンドン滞在中の拠点となった「ザ・マンデヴィル・ホテル(The Mandeville Hotel)」。英国旗が掲げられた格式高いレンガ造りの外観と、華やかなフラワーバスケットが迎えてくれるクラシックで居心地の良いホテルでした。

5,大英博物館のハプニングと、見えてきた社会のリアル
大英博物館のハプニング
旅にトラブルは付き物ですが、大英博物館での出来事は今思い出しても冷や汗が出ます。

名画を鑑賞していたまさにその瞬間、財布をすられてしまったのです。中にあった現金は抜き取られていましたが、幸いにも財布とカードだけは奇跡的に手元へ戻ってきました。一文無し同然の状態でどうやってホテルまで辿り着いたのか、記憶が抜け落ちているほど動転していましたが、怪我もなく無事に戻れたこと自体が強運だったのかもしれません。
また、観光地の華やかさの裏側で、街の構造や階級社会の輪郭を肌で実感する場面もありました。
門番などの役割を担う人々や、社会の中に存在する明確な格差や空気感。日本にいるだけでは見えにくい世界のリアルを、五感を通して受け止める機会となりました。
エジプトを経て、再び大英博物館へ
そして、エジプトを訪れて古代の叡智やエネルギーを肌で体感してきた今、改めて「もう一度、大英博物館に行ってみたい」という思いが強く湧き上がっています。
かつてはハプニングの舞台となってしまったあの場所も、カバラの学びやエジプトの壮大な歴史・神秘を通り抜けた今の私の視点で見つめ直せば、きっと当時とはまったく違う景色や深いメッセージを受け取れるはずだと感じています。
7,ロンドンでの原体験が、エンライトサロンの息吹へ
今でも、ロンドンで買ったカップで紅茶を飲むと、あの街で五感を震わせた日々の記憶がふわりと蘇ります。

カバラの探求に突き動かされた情熱、神秘的なカルチャーへの共鳴、予期せぬトラブル、異国のリアルな社会構造、そして深まる探求心——。

日常の枠を飛び出して全身で受け止めたあの2016年5月の刺激と気づきは、今のエンライトサロンを形づくる大切な原点となっています。
セミナーで、色と光の世界を深く探求する中で、私の中にひとつの強い想いが芽生えました。
それは、教えの根底に流れる「生命の樹(ツリー・オブ・ライフ)」や「カバラ」の深遠な叡智をもっと探求したい、という情熱でした。
色と光が持つ象徴性、宇宙の法則、そして人間の魂の構造――。 あのときテットフォードの地で触れた探求の扉は、現在の私のカバラの学びやマルセイユタロットの探求へとまっすぐに通じています。
サロンでお客様をお迎えし、目に見えないエネルギーや心の深層に向き合うとき、ふとあのロンドンの街角で触れた神秘主義の空気や、旅の数々の経験が重なります。あの旅で得た広い視野と深い気づきがあったからこそ、いまエンライトサロンという場所を通して、訪れてくださる方々へ温かく本質的な時間をお届けできているのだと実感しています。
