
先日夏至という特別な節目に、玉置神社、吉野への巡礼の旅へ行ってきました。
実は、此の前のブログに書いたのですが、私は若い頃に奈良の吉野や天河、丹生川上神社、大神神社(おおみわじんじゃ)などをよく巡っておりました。

特に妊娠中には、お腹の子供の無事を祈って大神神社にお参りしたことも大切な思い出です。
今回いろいろなご縁から、夏至のタイミングで吉野を訪れることになったのですが、それは思いがけず、若い頃の自分自身の足跡を丁寧に思い起こすような旅となりました。
不思議なことに、以前書いた「大神神社」についての過去記事は、なぜか今でも多くの方に検索され、読んでいただいています。
それももしかしたら、今回の旅へと繋がるひとつの「霊的な計らい」だったのかもしれないと、今振り返って強く感じています。

1,169号線をゆくロングドライブ:天誅組のルートに導かれて
旅の始まりは、熊野巡りも兼ねたルートでした。
京都から近鉄特急に揺られて大和八木駅(やまとやぎえき)へ。
写真は近鉄特急の特別列車なんとも優雅な列車で、一度のってみたいと思いました。

そこからレンタカーを借り、新宮を目指して南下します。
大和八木から新宮までは、169号線に沿って吉野・十津川を駆け抜けるロングドライブとなりました。
今回大和八木駅についたとき、前に来た感じがするのですがどうも思い出せず、気になりました。
後で、思い起こすと、キトラ古墳に来た時、借りたのかなと。
ここは、明日香、吉野を回る拠点としては良いのです。


途中で立ち寄った道の駅で、ふと「丹生川上神社」への案内看板が目に飛び込んできました。

その瞬間、「ああ、私は今、神社に呼ばれているのだな」と直感したのです。
しかし、この時は新宮への到着を最優先にしていたこと、そして借りた軽自動車では少し時間がかかりそうだったこともあり、後ろ髪を引かれながらも立ち寄るのを一度は見送りました。
写真は、湯盛温泉 杉の湯 道の駅も経営しています。

写真は、川上村の道の駅、売っているものも吉野独特なもので興味深いです。

写真は道の駅、邪気の払うというじゃぱらポン酢、結構気に入りました。

奈良の名物、茶粥

秘伝の味に弱く、どんな味だが試してみたくて買ってしまいました。

そして、新宮に泊まり、新宮から玉置神社にレンタカーで向かいました。
新宮では、鰻を食べました。
このお店は、天皇陛下も召し上がられたという由緒ある店。

関西の老舗のお店の定番の大黒様

そうしてお約束のひょうたん。

江戸前の鰻は、蒸していて、関西の鰻と調理法が違うといわれます。
私の感想を言うと、江戸前のものより味が濃い感じがしました。

写真は、ルートイン桜井。
しかし今回の旅の拠点は、桜井駅にある「ホテルルートイン桜井」です。
ここは、桜井駅にも近く、大和八木駅に行くも便利です。

実は、近鉄線一本で奈良、京都、大阪、神戸、名古屋まで網の目のように繋がっているのには、びっくり。
そしてその交点となる大和八木駅の利便性の高さには、改めて驚かされました。

お世話になったルートイン桜井は、朝食も大変立派で、大浴場があり、24時間いつでも温かく迎えてくれる素晴らしい宿でした。
写真は、ルートイン桜井のフロントにあった、熊野詣姿のくまちゃん。スタッフが作ったそうです。

後日、改めて大和八木駅でレンタカーを借り直し、再び169号線から丹生川上神社へと向かいました。
すると、なんとも面白いことに、前回とは全く違う「天誅組(てんちゅうぐみ)ゆかりの地」を辿るルートを走っていることに気がついたのです。

車を走らせていると、自分の意図を超えて、なぜか「今、通るべき大切な場所」へと導かれることが多々あります。
歴史のエネルギーが色濃く残るこのルートを通ることも、今回の私にとって必要なプロセスだったのでしょう。
2,丹生川上神社と持統天皇への想い:水を司る神聖なる地
山深い景色の中に佇む、丹生川上神社。

この辺りをドライブしていると、鍼灸の学生の頃に訪れた「宮滝(みやたき)」の情景が鮮やかに蘇ってきました。
宮滝は、天武天皇と持統天皇が何度も行幸されたと伝わる、非常に水が豊かな、神聖なる場所です。

丹生川上神社の御祭神は、罔象女神(みづはのめのかみ)。
一切の水を司る神様です。水利の神、あるいは雨の神として、古来より人々は五穀豊穣を祈り、長雨の時には「止雨(しう)」を、日照りの時には「祈雨(きう)」を、心から捧げてきました。
天武天皇の御代に創建され、雨乞いには黒馬、雨止みには白馬または赤馬を献じるなど、朝廷からも格段に重要視された由緒ある神社です。

道中、近鉄特急の車内にあったパンフレット『飛鳥びと』で、漫画家の里中満智子さんの特集を拝見しました。
里中さんといえば、持統天皇を主人公とした名作『天上の虹』を描かれた方です。
一般的に、持統天皇は権力志向が強く、どこか権力欲の強いな女性として描かれることも少なくありません。
しかし、今回この豊かな水の地を訪れ、かつての行幸に想いを馳せていると、天武天皇との間には、現代人が忘れてしまったような深い夫婦愛や、和やかで温かい交流が確かにあったのだとしみじみと感じられました。
東京に戻ったら、改めて『天上の虹』を読み返し、今度は天智天皇や持統天皇の御陵(ごりょう)も巡ってみたい、そんな新たな願いも湧いてきました。


3,奇跡のご祈祷と「龍の雫」:サロンの源流へと繋がる水
実はその日のうちに東京へ帰る予定だったため、当初は時間的にご祈祷は諦めようと思っていました。
しかし、社務所でふと目に留まった「龍の雫」という名の美しい玉。こちらを求めたところ、なんとそれにご祈祷がセットになっているというお話を伺ったのです。

おかげさまで、諦めていたはずのご祈祷を、最高のタイミングで授かることができました。

ご神前では、エンライト、そしてサロンのさらなる繁栄と、集ってくださる皆様の幸せを丁寧にお願いさせていただきました。
写真は、神社にあった清めのお水。このお水を汲んでサロンと事務所の水琴に加えました。

私たちのエンライト・サロンは、元々水琴、「釈迦の霊泉」を大切にしているなど、日頃から「水」と非常に深いご縁をいただいている場所です。
ですから、一切の水を司るこの聖地でご祈祷を受けられたことは、偶然ではなく、大いなる必然であったのだと確信しています。
4,大神神社での「凶」と、エジプトから繋がる身代わりのサイン
実は、今回の旅では、若い頃からご縁のある大神神社へも足を延ばしたのですが、そこで引いたおみくじがなんと「凶」だったのです……。
書かれていた内容は「今はよくてもだんだん悪化する」というもので、読んだ瞬間は本当にびっくりしてしまい、思わず心が引き締まりました。

すると、その直後、滞在していたホテルで愛用しているマウスピースを落としてしまい、ダメにしてしまうというアクシデントまで重なってしまったのです。
玉置神社の帰りに、特殊加工の日傘もなくしてしまったし。
「おみくじの通り、さっそく悪いことが起きてしまったの?」と、一瞬は落ち込みそうになりました。
しかし、一晩おいて静かに心のチューニングをしてみると、ある大切な記憶が鮮やかに蘇ってきました。
それは、あのエジプト旅行の時のことです。現地から大切に持ち帰ったアラバスター(雪石膏)の器が壊れてしまったことがありました。
あの時も、目に見える現象としては「ショックな出来事」でしたが、その本質は、これから進む新しいステージのために、古いエネルギーをすべて引き受けてくれた「身代わり」であり、大いなる守り(厄落とし)のサインでした。
今回のマウスピースの件も、まさにそれと全く同じだと腑に落ちたのです。
一切の淀みを洗い流す吉野の水神様や、大神神社の力強い神聖なエネルギーに触れた直後です。
これから先、サロンのさらなる繁栄や、私自身がより大きなステージを迎えるにあたって、自分の中にあった古いエネルギーや不要なものを、マウスピースが「身代わり」となって綺麗にデトックスしてくれたのでしょう。
目に見える現象の良し悪しに一喜一憂するのではなく、その奥にある神様や守護の計らいに気づくこと。このちょっぴりショックだった出来事さえも、私にとっては「大いなる守り」を再確認するための、必然のプロセスだったのです。
5,ご先祖様への感謝:天理・山辺霊園での静かな時間
神社を後にした私は、今回の旅でもうひとつ、どうしても果たさなければならない大切な目的のもとへ向かいました。それは「先祖のお墓参り」です。

天理にある山辺霊園へと車を走らせたのですが、奈良の土地は想像以上に広く、移動に2時間以上を要してしまいました。この写真で見ると、山の辺霊園と大神神社はつながっている。

霊園に到着したのは、すでにお昼を大きく回った16時過ぎ。

管理事務所の受付時間は終了していましたが、夕暮れ時の誰もいない静まり返った墓地で、心ゆくまで静かにご先祖様へお参りをすることができました。
今、子供たちがそれぞれ無事に結婚し、愛らしい孫にも恵まれて幸せな家庭を築いています。こうして私が子供を産み、無事に育ててこられたのは、決して自分一人の力によるものではありません。
吉野の神様、日々を守ってくださる霊的な守護、そして何よりも命を繋いでくださったご先祖様のおかげなのだと、胸が熱くなるような深い感謝が込み上げるひとときとなりました。
6,旅の終わりに:柿の葉寿司の思い出と、大神神社の不思議なご縁
奈良の旅の締めくくりといえば、やはり名物の「柿の葉寿司」ですね。
十津川村などには有名な本店がいくつかありますが、今回は時間が限られていたため、大和八木駅の売店でお弁当を購入しました。
大和八木駅の売店はとても充実していて、他にも珍しい鱧(はも)弁当など、意外な名品が並んでいて見るだけでも楽しめました。

最後に、最初にお話しした「大神神社」についての不思議な後日談を。
かつて私の父が法律事務所を拡張した際、以前の住人の方の影響からか、どうにも事務所の空気が淀んで重く感じられたことがありました。
その際、京都の信頼できる占い師の先生にご助言をいただき、わざわざ大神神社の「御砂」をいただいてきて、空間の浄化に努めたことがあります。
そのおかげで事務所は見事に清められました。

あの時の不思議なご縁が、何十年という時を経て、今でも私のブログのヒット数や、今回の夏至の巡礼へと、一本の美しい糸のように繋がっている気がしてなりません。
過去の記憶、現在のサロン、そして未来へと繋がる家族の命。
すべてを優しく繋ぎ、洗い流してくれた夏至の吉野の「水」に、心からの感謝を込めて。この旅でいただいた大いなるエネルギーを胸に、またサロンにて皆様を温かくお迎えしてまいりたいと思います。
