
先日は、春分の日に、スフィンクスとクフ王のピラミッドの王の間での瞑想で大きなエネルギーを与えられました。
今回のエジプト旅行、実は私の中にひとつの大きなテーマがありました。
それは「死者の書」を求める旅であるということです。
魂が肉体を離れ、次なるステージへと向かうためのガイドブック。
その原形ともいえる祈りに触れた、リトリートの4日目の記録です。
1,時を超えた魂の地図:ジョセル王の階段ピラミッド
土曜日の朝、澄んだ空気の中に立つサッカラの階段ピラミッド。
入り口の列柱廊
ピラミッド・コンプレックスの入り口にある、40本の石柱が並ぶ美しい回廊です。
世界最古の石造建築の一つとされ、柱の形はパピルスの束を模しています。

階段ピラミッドの解説板
第3王朝のジョセル王が、名宰相イムホテプに造らせた「世界最古のピラミッド」の変遷が示されています。
最初は平らな「マスタバ墓」から始まり、それを積み重ねることでこの階段状の形(高さ約60m)になったという進化の過程がわかります。


2,「ウナス王のピラミッド」とピラミッドテキスト
一歩足を踏み入れると、そこには外観の素朴さからは想像もつかない、静謐で圧倒的な世界が広がっていました。
天井には見事な星空が描かれ、まるで宇宙そのものが地下に埋葬されているかのよう。
星降る天井
天井一面に彫られているのは、「五芒星(ごぼうせい)」のパターンです。
これは古代エジプトにおける「夜空」や「冥界(ドゥアト)」を象徴しています。
王の魂が永遠に昇り、天の北極星に加わることを願ってデザインされました。

世界最古の宗教文書「ピラミッド・テキスト」
この壁面に刻まれた細かなヒエログリフは、「ピラミッド・テキスト」と呼ばれる世界最古の宗教的な文献で後の「死者の書」へとつながる最古の聖典です。
以前のピラミッド(例えばギザのクフ王のもの)は内部が空っぽでしたが、ウナス王の代から初めて、王が死後の世界で迷わず神々の元へ行けるよう、ガイドブックのような呪文が刻まれ始めました。
写真に見える「ウナス王」の名前
写真の中央、縦長の枠(カルトゥーシュ)に囲まれた文字に注目してください。
折りたたんだ布(ス) これで「W-n-i-s(ウナス)」と読みます一番上にウサギのようなマーク(ウェン)その下に波(水)のマーク(ネ)葦の葉(イ)

文字の一つ一つが放つ響きを全身で浴びていると、数千年前の人々が魂の永遠を信じ、どれほどの祈りを込めてこの場所を整えたのかが伝わってきます。それは「読む」という体験を超え、自分自身の魂に直接語りかけてくるような、深い安らぎの時間でした。
3,土地のエネルギーを味わう:田舎のレストランでの昼食
深い精神体験のあとは、現地の暮らしのエネルギーに触れる時間。ガイドのムスタファさんが「ここの田舎っぽい料理が好きなんです」と連れて行ってくれたのは、日本人と結婚されたオーナーが営むサッカラのレストランでした。
どこか懐かしく、滋味深いエジプトの家庭の味。

丁寧に作られた料理をいただきながら、旅の緊張がふっと解けていくのを感じます。
異国の地で出会う温かいおもてなしは、何よりの活力になりますね。



レストランの端にパンを焼いているかまどがありました。

3,ダハシュール:「赤いピラミッド」と「屈折ピラミッド」
午後からはダハシュールへ移動し、「赤のピラミッド」と「屈折ピラミッド」を訪ねました。
「赤いピラミッド」と「屈折ピラミッド」は、クフ王の父の第4王朝のスネフェル王が作ったものです。
写真は、「赤いピラミッド」
かつては白く輝いていましたが、現在は下地の赤い石灰岩が見えるため「赤いピラミッド」と呼ばれています。
世界で初めて、階段状ではなく滑らかな斜面を持つ「真正ピラミッド」として完成した、歴史的にも重要な場所です。

屈折ピラミッド (Bent Pyramid)
建築当初、約54度の急な角度で積み上げ始めましたが、途中で地盤のゆがみや崩落の危険(重量の負荷が大きすぎたこと)に気づきました。
そこで急遽、上半分を約43度に緩めたため、このような「屈折」した形になりました。


ピラミッドの中に入る?
ここでは、あえて「中に入らない」という選択をしました。
というのも、「赤のピラミッド」は野犬たちの憩いの場(?)になっているようで、おシッコの匂いが漂っているというリアルな情報があり、外から見るだけになりました。
「屈折ピラミッド」は有志は入れたのですが、延々と中腰で歩かなければならない過酷なルートと聞いて、私はやめ、ました。
無理をして中に入るよりも、外側からその巨大なエネルギーを感じる方が今の私たちには合っている。
そう判断して、ピラミッドの周りを一周することにしました。
すると、そこには驚くべき「パワーポイント(エネルギーが強く噴き出す場所)」が点在していました。
建造物の内部に入らなくても、大地と巨大なピラミッドが共鳴し合う場所、その「響き」の中に立つだけで、不思議と体の中がスッと整っていくのがわかります。

目に見えるものだけでなく、肌で感じる波動を信じること。それもまた、この旅の大きな学びです。
4,明日はルクソールへ、空の旅
今夜は翌朝のフライトに備えて、空港近くのノボテル空港ホテルにチェックインします。
ピラミッドの静寂、最古の聖典の響き、そして大地のエネルギー。サッカラとダハシュールで受け取ったものを携えて、明日はいよいよルクソールへ向かいます。明日からは船に揺られながら、また新しい聖地へと向かいます。
私の「死者の書」を求める旅は、ここからさらに核心へと近づいていく予感がしています。
一言メモ:
「中に入る」ことだけが正解ではなく、その時の自分の感覚(五感)を信じて「場」と共鳴すること。今回のダハシュールでの一周は、それを改めて教えてくれた気がします。
5,最後に
エジプトの地で、スフィンクスの前で、私が受け取ってきたあの静寂と力強いエネルギー。それはブログの言葉だけでは伝えきれない、魂が震えるような体験でした。
この「エジプトの余韻」と「古代の叡智」を、皆さまと直接分かち合うための特別な機会を2つ用意しました。
1. 【5月3日】体で変化を感じる、至福のタロット・ワークショップ
エジプトで再確認した「タロットの深淵」。それを頭ではなく、体で体験していただく1日です。
スペインから世界的な研究者をオンラインでお招きし、脳波測定や波動スキャンなど、多角的に「今のあなた」を紐解きます。現実を動かしたい方、ぜひ八王子でお会いしましょう。
- 日時: 5月3日(日)11:00〜20:00
- 場所: 東京・八王子駅近郊
- 内容: スペインからの特別講義、脳波・波動測定、タロットパスワークなど
- 詳細:「1日参加」と「体験チケット」の2種類があります。

2. 【5月5日】エジプト帰国お茶会 〜タロットの源流を求めて〜
私のサロン「エンライトサロン」にて、少人数でゆったりと旅の記憶をシェアするプレミアムなお茶会です。
目玉は、エジプトから持ち帰った長さ2メートルの『死者の書』パピルスの初公開!特注の額装に収められたその迫力とパワーを、ぜひ間近で感じてください。秘伝の香油体験や、エジプトのエネルギーを乗せたタロット鑑定も行います。
- 日時: 5月5日(火・祝)13:00〜15:00
- 場所: エンライトサロン(杉並区阿佐ヶ谷)
- 定員: 限定6名 先着順となりますので、お早めに!
- 内容: 旅の秘話公開、2mのパピルス公開、香油体験&タロット
- 詳細: 詳しくは下記の記事を見てください。

エジプトで受け取った智慧のバトンを、次はあなたに手渡せることを楽しみにしています。
共に、新しい扉を開きましょう。
次はリトリート5日目に
