
私たちが普段、リラックスのために何気なく使っている「香り」。
実はその歴史を遡ると、古代エジプトでは単なる嗜好品ではなく、心身を整えるための極めて精巧なシステムとして確立されていました。
1,古代エジプト人が追求した「活性化」の知恵
古代エジプトの祭礼において、最も本質的な性格は「活性化(アクティベーション)」にありました。
当時の人々にとって、儀式とは眠っている生命力を呼び覚まし、再生させるための神聖なプロセスだったのです。
これを象徴するのが、祭礼の日に捧げられたおびただしい数の「花」です。
- 生命の象徴「アンク」と花: 当時の花は、生命を意味する「アンク」をかたどった容器に入れられていました。
実はエジプト語で「大きな花束」を意味する言葉は、生命を意味する「アンク」と同じ子音構造を持っており、花はまさに生命と再生そのものを表すシンボルだったのです。 - 神殿に溢れる香りと祈り: カルナックのアムン大神殿では、1年間になんと100万を超える供物が捧げられたという記録があります。
私が2018年にエジプトリトリートを訪れた際、現地の香油商人から「各神殿に捧げられる花は厳格に決まっており、その花から特別な香油が作られていた」という興味深いお話を聞きました。
2,知恵の結晶「セブン・ホーリーオイル」
古代エジプトにおいて香油は、アロマ(香り)であると同時に、シンボルが持つ叡智を体現するための「神聖な媒介」でもありました。なかでも「セブン・ホーリーオイル(7種の聖油)」は、特定の目的や神々に応じて厳格に使い分けられていた、いわば古代のハイテクノロジーです。
魂が成長の階段を昇る際の浄化や調整の儀式には、必ず最高品質の香油が用いられていました。
香油を扱うということは、古代から続く「シンボルの力」を理解し、正しく使うことを意味していたのです。
これは現代でいう「用途に合わせたアロマのブレンド」の原形とも言える、先人たちの深い生活の知恵でした。
3,「呼吸と脳」の関係
1月10日(土)に開催するワークショップの講師、黒田紀恵子先生は、45年間看護師として医療の現場に携わってきたスペシャリストです。
今回のテーマは、スピリチュアルな感覚だけに頼るのではなく、「呼吸法」と「香り」が脳や自律神経にどのような影響を与えるかを、実体験として学んでいただくことにあります。
- 嗅覚の仕組み: 香りは五感の中で唯一、脳の「感情や自律神経」を司る部分(大脳辺縁系や視床下部)へダイレクトに届きます。
- 呼吸の力: 深い呼吸は、自分の意志で自律神経を整えることができる数少ない手段の一つです。
4,1/10の特別な香り「フランキンセンス」
今回のワークショップでは、数ある香油の中でも「エッセンシャルオイルの王様」と称されるフランキンセンス(乳香)を使用します。
「フランキンセンス(乳香)」は、古代エジプトでも最も重要視された香りの一つであり、今回のテーマである「呼吸」と「脳波」に極めて深い関わりがあります。
「リラックスしたつもり」で終わるのではなく、アロマを使い、呼吸を整えることで、自分の脳が実際にどのような状態(緊張脳か、リラックス脳か)にあるのかを数値で確認できます。
古代エジプト人が香油を「自己を整えるための厳格なツール」として使ったように、私たちも現代のテクノロジー(脳波測定)と古来の知恵(呼吸・香り)を組み合わせて、自分自身を客観的に見つめ直してみませんか?
4-1,代から現代へ受け継がれる「聖なる呼吸」のサポート
古代エジプトにおいて、フランキンセンスは太陽神へ捧げる神聖な儀式に欠かせないものでした。
この香りの最大の特徴は、「呼吸を深く、穏やかにする」という生理的な働きにあります。
- 呼吸の質を高める: フランキンセンスの香りを吸い込むと、肺が広がりやすくなり、自然と深く長い呼吸へと導かれます。まさに今回の「呼吸法」の実践を強力にバックアップしてくれる香りです。
- 脳波の安定: 科学的にも、フランキンセンスの成分は中枢神経系に働きかけ、緊張を和らげることが知られています。脳波測定においても、リラックス状態を示す数値への変化が期待できる、理にかなった選択です。
4-2, 看護師の視点から選ぶ「自律神経の調律師」
45年の看護師キャリアを持つ黒田先生が今回のワークショップでフランキンセンスを選んだのには理由があります。
日々の忙しさで浅くなった呼吸は、自律神経を乱す大きな原因となります。フランキンセンスの力で物理的に呼吸を整えることは、現代人が「自分自身をフラットな状態に戻す」ための最も近道なのです。
古代エジプトの神殿で、人々がこの香りに包まれて「生命の活性化」を感じたように、1月10日はフランキンセンスの香りと共に、あなたの内側にある静かな力にアクセスしてみませんか。
5,「なんとなく」を「数値」に変える脳波測定
このワークショップの最大の特徴は、希望者に「脳波測定」を行っている点です。 「リラックスしたつもり」で終わるのではなく、アロマを使い、呼吸を整えることで、自分の脳が実際にどのような状態(緊張脳か、リラックス脳か)にあるのかを数値で確認できます。
古代エジプト人が香油を「自己を整えるための厳格なツール」として使ったように、私たちも現代のテクノロジー(脳波測定)と古来の知恵(呼吸・香り)を組み合わせて、自分自身を客観的に見つめ直してみませんか?
【1/10開催】呼吸・瞑想・脳波測定ワークショップ
日々のストレスや緊張から解放され、心身をフラットな状態へ戻すための特別なプログラムです。
- 日時: 2026年1月10日(土)10:30 〜 13:00
- 場所: エンライトサロン(阿佐ヶ谷パールセンター内)
- 内容:
- 看護師の視点から学ぶ呼吸法の基礎
- アロマを用いたリラクゼーション実践
- 脳波測定による「リラックス度」の可視化(希望者)
- 参加費: 2,000円〜(詳細はお問い合わせください)
- 定員: 6名(少人数制)
会場には「水琴(すいきん)」を設置し、音・香り・呼吸の相乗効果で、自律神経が整いやすい環境をご用意しています。
詳細は下記の記事をご覧ください!

