
旅の6日目2018年11月7日。カイロの喧騒を離れ、たどり着いたのは地中海の真珠・アレクサンドリア。
香油の源流を辿る中で、なぜこの港町が必要だったのか。
海に浮かぶ小舟と水平線

1. 世界を照らした「光」の跡地にて(エンライトへの道)
カイロの熱気とは一変し、アレクサンドリアにはどこか凛とした、知的な空気が流れています。 ここにはかつて、紀元前280年頃、世界の七不思議の一つとしてアレクサンドリアの港にそびえ立った巨大な灯台。世界の七不思議の一つ「アレクサンドリアの大灯台」(フィロスの灯台)がありました。
「実はこの日、空の上では蠍座の新月という特別なタイミングを迎えていました。蠍座は、物事の深層や本質を見抜くエネルギーを持つサイン。
香油のライセンスを取るために、その源流を知りたいと願った私の魂が、この『知恵の灯台』の跡地に導かれたのは、決して偶然ではなかったのだと感じます。新月の暗闇の中で、自分の中に消えない光(灯台)を見つけるための、聖なる儀式のような時間でした。」今これを書いているとエンライトの理念につながっていると思いました。
今はその跡地に、灯台の崩れた石材を再利用して建てられた「カイト・ベイの要塞」が誇り高くそびえ立っています。
要塞の全景と大砲の写真

要塞の模型写真

アストロジー(占星術)において、星の光は人生の航路を照らす指針。 そして、私たちが求めている「香油」もまた、植物の生命エネルギーを凝縮した「液体の光」です。
形ある灯台は地震で崩れ、失われてしまったかもしれません。 けれど、この場所に刻まれた「世界を照らす」という波動は、今もなお石のひとつひとつ、潮風のひとつひとつに息づいているのを感じました。そしてその波動は、エンライトそのものです。
2. 石の記憶と、内なる要塞
要塞の中に一歩足を踏み入れると、外の喧騒が嘘のような静寂に包まれます。
要塞の重厚な壁面

内部のアーチ状の窓、差し込む光
厚い石壁、高いアーチ状の天井。 ひんやりとした空気の中で深い呼吸を繰り返すと、自分の中心にある「内なる要塞」と繋がっていく感覚があります。

私たちは日々、多くの情報や感情に揺さぶられがちです。 けれど、瞑想や香油を通じて自分を整えることは、自分の中にこの要塞のような「揺るぎない聖域」を作ること。
どんな波風が立とうとも、魂の静寂は守られている。 この石壁の重厚さは、自立して生きる女性の「強さと安心感」そのものを象徴しているようでした。
3. 窓から覗く、時空を超えたメッセージ
要塞の小さな窓から海を覗くと、まるで過去と未来が交差する境界線に立っているような不思議な感覚に陥ります。
石の窓から見える防波堤と海
この小さな四角いフレームの向こう側に、かつての航海士たちは何を見ていたのでしょうか。 星を読み、風を感じ、香りを道標にして進む旅。

城壁に腰掛ける人々
徐壁で語らう人々、遠くに見える船。 日常の風景の中に、永遠の時間が流れています。

私が学んでいる香油のライセンス。 それは単なる資格ではなく、こうした「失われない叡智」を現代の私たちの生活にどう繋ぎ、癒しとして届けていくかという、魂の課題(カルマ)への挑戦なのだと、改めて背筋が伸びる思いでした。
■ 4. おわりに
アレクサンドリアの青い海は、私の深い層にある古い記憶を優しく洗い流してくれました。 物理的な形がなくなっても、知恵は受け継がれ、香りは時を超えて旅をします。
エジプト国旗がなびく要塞の上部

今にして思うと、カイト・ベイの要塞で受け取った「内なる光を灯し続ける」というメッセージ。 それはまさしくエンライトの理念。宇宙の意図はすごいなと思いました。
旅はさらに深まり、次はいよいよ神秘のベールを脱ぐエジプトの核心部へカイロの中心部のタハール広場へ・エジプト考古学博物館へ行きます。 次回もどうぞお楽しみに。
【今日の自分への質問】 「あなたの心の中にある『灯台』は、今、どこを照らしていますか?」
もし良ければ、深く呼吸をして、あなたの内なる光を感じてみてくださいね
5,【旅の知恵:ワンポイントアドバイス】
「内なる灯台」を呼び覚ます、香油とタロットの聖なる整え方
アレクサンドリアの要塞で感じた「内なる光」。それを日常で取り戻すための、簡単なセルフケアをご紹介します。
5-1. 香油で「場」と「意識」を切り替える
瞑想やタロットを引く前に、まずは香油をひと垂らし。
- おすすめの付け方: 少量を指先に取り、耳の後ろや手首、あるいは「第3の目(眉間)」に軽く触れます。
- 意図すること: 「これから私の深い層(魂)と繋がります」と心の中で意図して、ゆっくりと深呼吸を3回。香りが脳幹を通り、一瞬で日常のノイズを遮断してくれます。
5-2. 「今の私への光」を1枚引く
タロットをお持ちの方は、1枚だけカードを引いてみてください。
- 問いかけ: 「今日、私の内なる灯台が照らすべき場所はどこですか?」
- ポイント: 出たカードの意味を深く考えすぎず、その絵柄を見た時に「最初に感じた感覚」を大切にします。それが今のあなたの「波動」がキャッチしたメッセージです。
5-3. 香りの余韻の中で「静寂」を味わう
カードのメッセージを受け取ったら、そのまま1分間だけ目を閉じます。香油の香りが、カードの知恵を細胞のひとつひとつに浸透させていくイメージです。
6,人生の航路を照らす「灯台」としてのタロット
かつてアレクサンドリアの大灯台が、暗闇の海をゆく船たちの道標となったように。 私たちの人生にも、進むべき方向を見失いそうなとき、そっと足元を照らしてくれる「光」が必要です。
今回の旅で私が再確認したのは、自分の中に灯台を持つことの大切さでした。
今、私は香油の学びと共に、タロットを通じてその「光」を分かち合う活動をしています。 カードが映し出すのは、あなたの魂がすでに知っている答え。
もし今、あなたが人生の航路で少し迷いを感じているなら、タロットの知恵を借りてみませんか?
